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スピッツ at さいたまスーパーアリーナ [音楽]

1月18日(日)
☆スピッツ さざなみOTR カスタム at さいたまスーパーアリーナ☆

~~1週間も経っちゃいましたが、興奮冷めやらぬライブ記を~~

さいたま新都心。
到着した時には既にほの暗かったけど、なにやら近未来的な街のようだった。
いそいそと、さいたまスーパーアリーナへ。

「200レベルってナニ…」とかぶつぶつ言いながら座席に辿り着くと
ステージ正面の2階であった。

待機中、見渡す限りに広がる人の粒々に一瞬クラっと酔いそうになる…。
これから始まることへの同じドキドキが、今視野いっぱいにあるんだな、
っていう状況を思うと、だんだん自分のテンションも面白い感じに。

※※以下、記憶に深かった曲を、時系列にピックアップして書いてます
……が、やたらと長いので追記にて……

★開演★
会場が会場なだけに、何か特別なことが起こるのか…と、
やや力んだ感じで待ち構えていたら、
メンバーの皆さん、拍子抜けするぐらいさりげなく出てきて、
なんともさりげなく演奏が始まった。
その瞬間に「あ、そうか、そうだよね、いつも通りにやるんだよね」
と妙に納得。

★前半★
『ルキンフォー』
が1曲目っていうのは地味に意外だったなあ。
ギターの音だけ異様に大きい気がしたの、気のせいかな。

『桃』
ライブでは、最後の音をチャーン♪とギターだけで締めていて、
さざなみ後半の時はマサムネさんがそこを弾いていたけど、
今回はテツヤさんが弾いていた?
マサムネさんはアコギに代わってたと思う、たぶん(記憶曖昧…)。
山梨の時の体験により妙にその部分の印象が強くて
緊張の面持ちで観ていたので…。
この曲、ライブだとボーカルがわずかに下がって聴こえる、
なんとなく。

『スパイダー』
サビのところで手をフリフリしてる皆さんの規模が
すごく広くて見渡す限りだったので、
「マスゲームみたい」とか思って(悪い意味ではなく、
“揃ってる規模が大きい”っていうイメージが重なっただけです)、
思わずその光景を眺めてしまった。

~てな雑念を含めつつ、前半は曲が進んでいくことに、
もうただただ追っついていきました。

自分のクセなんだけれど、スピッツのライブって
中盤あたりからようやく調子がつかめてくるというか、
入り込んでいける傾向があるので、
前半の記憶は実はあまりない、というか怪しい。

★中盤★
『ハニーハニー』
さざなみ後半の1曲目として初めて聴いたとき、すごく新鮮で
それ以来、日常でも聴きまくっていたのだけど
やっぱり良かった。ライブで楽しいなあ、この曲。

『恋のうた』
これが聴けるとはすごく新鮮。で、ジーンときました。

『P』
アルバムの中では実は飛ばして聴いてしまう曲……なんだけど、
今回のライブではすごく良かった!
声がもうすごく全面に聴こえてきたっていう要素が大きいんだと思うけど、
もう声に惚れぼれするしかない、といった感じで。

『楓』
これは、たまりません。
もう、ひたるしかなくって、素敵でした。
せつない…。柄にもなく涙汲んじゃいそうなジンワリ感。

『ロビンソン』
聴きたかった~!
集中して聴くんだ!!と耳に指令を出しました。
聴ける喜びかみしめながら貪欲に聴いた。

『ネズミの進化』
楽しすぎる。
ライブで聴いて、良さが倍増した曲。
かなり盛り上がる、自分の中で一気にテンションが変わる曲。
何度聴いても盛り上がりに裏切りがない、というか。

『夜を駆ける』
イントロ始まった瞬間、これも聴けるの~贅沢!と思った。
照明抑えてるから、想像力も湧き立つ。
途中の間奏からサビに入るまでのとこ、
ギターの、チューニング合わせてるみたいな単音を
鳴らしてるトコ(←わけのわからない自分だけの解釈…)から
ジャジャジャジャ、ジャジャジャジャ………って
ガンガン上がっていくところは、たっまらなくゾクゾクしてしまう。
ウォー、来た、来た!みたいなゾクゾク感。
ドラマチックな曲だなあ。

~中盤の流れはかなり好みで、気を抜けるところがひと時もなく、
グワァーときました。
ものすごく集中しちゃったし、最も自分の中で盛り上がっていた時間帯だったと思う。

★後半★
『俺のすべて』
曲の間奏中、マサムネさんがタンバリン持って右へ左へ出向いている時、
山に向かって「ヤッホー」みたいなニュアンスで「オーィ」?みたいな声掛けを
お客さんに対してしていたのが、なんだかおかしかったのだけど、
だんだんその本気な感じの発声にジーンときてしまった。
真剣にお客さんを煽ってくれたら、ちょっと変わっててもジーンと来る。
自意識の何かからなのかなんなのか、
妙にごまかそうと?してらっしゃる時ある気がするけど、
こういうふうにしてくれるほうがグっとくるぜ、と率直に感じました。

『漣』
『さざなみCD』の中で抜きに出て大好きな曲なので、もう大満足。
さざなみ後半のZeppで初めて聴いた時よりも何倍も良かった。
素敵な曲。希望が見える。音も好きだな。
これからのスピッツ、こういう曲がもっと増えていくなら嬉しいなあ!
“ウ~ウ~ウ~…♪”っていうところの高音が綺麗すぎて、
どっかに飛んで行きそうになってしまった(笑)。

~本編終って、1回落ち着き取り戻そう、とか思いつついたら
割とすぐアンコールが始まった。

『群青』
良い曲!
この曲やってる時のメンバーの皆さん、いい感じに肩の力抜いて
楽しんで演奏している雰囲気なので、嬉しくなる。

『春の歌』
これで締めてくれるなんてニクい!
自分が初めて行ったスピッツのライブ(あまったれツアー)での1曲目だったし、
いろんな記憶が駆け巡り、良い曲だなあ、と改めてシミジミ。
自分としてはこの曲で締まったというのはすごく貴重だった。

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

終わってみれば、“アリーナで観るのかぁ”という最初に抱いていた偏見は、
つまらない偏見だったんだということが良くわかった。
一番躊躇していたのは、空間的な規模が広がることで、
聴いているほうが置いてけぼりくらったらなんかしょんぼりだなあ…
てことだったのね。でもビックリするくらいそれがなかった。

会場の空気感が散切り状態で放置されてるふうだったら楽しめなそう…、
という事前の心配をよそに、
すごくホッコリした良い空気感が会場に生まれていたような気がする。
地味なんだけど良い空気、客席が思い思いに楽しそうな空気。
スピッツもことごとくいつも通りだったわけだし。
空気、空気しつこいけど、そう、空気が良かったんです。
どうにか盛り上げたいというファンの人々の
控え目ながらもひたむきな気持ちであふれていた、というか、
その波動(大ゲサ?)が、やんわり会場を包んでる感じが良かった。

自分の座席はステージから遠くはあったけど、正面から全体が見渡せて、
9列目だったから、やや上方向から眼下に観るような角度もまた面白く。

MCなんかも、いつも通りのような感じで“らしさ”にあふれていました。
テツヤさんが、いつもより1割増し声高く張って喋っているように聞こえたのが、
気合い入ってる風に感じられて嬉しかった!
何か面白いことも言ってたし!

マサムネさんが、「“アボガド”じゃなくて“アボカド”だって知ってた?」って
あえて(笑)脈絡なく言ってはみるものの、
あえて(笑)シーンとしてる会場っていう図式も面白かったし。
いやいや。
マサムネさんがスタッフの方への感謝の気持ちをマジメに言っていた時などは
本心から発せられた言葉という感じで、ジーンと来ました。

田村さんは、まさしくいつも通りな感じで、ナチュラルでしたし。

崎ちゃんは、なにかすごく丁寧語でお話されていて面白かったですし。

クージーさんは、今回離れた距離感で喋り声を聞いてみたら、
少々低音ですごく通る声されてる方なんだなと、なんか声が好きになった。

あとはどうしても耳に残ってるのは歌声の素晴らしさだなぁ。
マサムネさんはキャラもそうだけど声も
キュートかつセクシーですね。
どの高さにいっても安定感があって太くて、聴いててすごく心地良い。
あんなに声張る曲、何曲もぶっ通しで歌って、
なんでクルっとかめくれちゃったりしないんだろう、…すごい。

本当にたくさん聴かせてもらって感謝、感謝でした。

次回また生で聴ける機会があっても、たぶん何年後とかになるんだろう。
余韻にひたっている今は、それを思うとちょっと寂しい気持ちにもなるけど、
冷静に分析すると、実はしばらく経ったらスピッツのことは少し忘れてしまって、
新しいアルバムが出るまではめったに聴かなくなってしまうんだと思う
(「あまったれツアー」から「さざなみツアー」の間の何年間もそうだった)。
スピッツとの距離感はそんな感じが丁度いいのかも。
たまあに懐かしいお菓子を、むしょうに食べたくなるような
そんな存在で(例えが変?)。
ツアーイヤーにだけひょっこり思い出し、思い切り色に染まっちゃうという存在。
それまではスピッツとはかけ離れた音楽をガンガン聴きまくり、
たまには出会ってホッコリしたい。
「また会う日まで~!」という感じだ!
タグ:スピッツ
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