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阿字観*高野山 東京別院 [寺]

★1月24日(土) 寺∞その1★

ちょっと前(半月も前…)、高輪にある高野山 東京別院へ。
N_kouyasan.jpg

阿字観を初体験。
阿字観とは、真言密教における瞑想法。

「密教」には少々興味があり、予約不要で無料ということなので
軽い気持ちで参加してみることに。

参加者は、ベテランも初心者も含め50人くらいか、もっとだったのかな。
弘法大師像が坐っておられるお堂の中、
座布団に結跏趺坐(私は半跏趺坐さえも怪しくただの胡坐?)で、
お坊さんの指導のもと、瞑想が進められていく。

「すぐに何かを体得できるようなものではないから、
初心者は、瞑想に必要な手の印を3種類覚えて
まずは呼吸法に集中するだけでも十分」と説明をいただく。

般若心経を唱えたり(知らなければ「アー」と言うだけでも良いらしい)
声を出す項目もあったのだけど、
“吐いた息が、たまたま声帯に触れてしまったような感じ”
で発声するのだそうで、それが気持ち良かった。

お坊さんの説明が丁寧というか、
動作へのイメージがつきやすい絶妙な表現をしてくださるので、
初心者にも分かりやすい。

終始、呼吸法に意識を置きつつ、
自分が月に包まれ、だんだん宇宙へと広がっていく
というイメージを膨らましていくところでは、
「足が痛くなってきたヨ…」という感覚でいっぱいになってしまい、
途中から集中できなくなってしまった…。

自分が月に包まれた!あたりまでは、
良い感じにまどろみ、イメージできているつもり…だったんだけど。
まずは半跏趺坐でも良いから、
楽に長時間座ってられることに慣れないとだめかも。

瞑想中は眠くなるくらいがちょうど良いんであって、
「早く終わらないかな」とか感じてソワソワしまうのは
阿字観になっていないのだそうだから。

約1時間くらい??で終了したのだけど、お坊さんが最後
「今の気持ちをそのまま外の世界に持ち帰ってしまうと、
周りとのテンポが合わなくなってしまい困りますから、
外へ出たら切り変えてくださいね」
と、ものすごく現実的なことをおっしゃったのが印象的だった。
「そらそうだ!」的なことをおっしゃってくれたというか。
なんていうか、指導者であるお坊さん自らが
柔軟性あるお話をしてくれたのが面白かった。

本当は、月の中に「阿」の梵字が書いてあるお軸(阿字観本尊の掛け軸)
を自分の前に置いて、半眼で?眺めながら行うのだけど、
初心者だからか?いただけず、経験者の方の手前にあるお軸が
ちょっとうらやましかったりもした…。

本来の意味合いを思えば、
もっと厳しい心構えで触れなければいけないのかも…と思ったりもしたけど、
時代の変化もあれば、今のところ自分、修行僧でもないしっていうところで、
ヨーガの一種ととらえ、まずは気軽な試みだったが、良い体験だった。
もう一度くらい参加してみたい。

余談。帰りに本堂の脇にあったダルマみくじを引いてみた。
ダルマもいかしているし、言い切り型の格言もまたナイスであった。
N_kouyasandaruma.jpg
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